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『暗黙の了解?』

 昨日の夜、2階にある、とある喫茶店の中に私はおりました。
 お客さんの中に、18〜9歳の女の子が2人・男の子が2人、計4人のグループがいたんだけど、彼等の落ち着きのないことと言ったらこの上ない!!友達が外に来ているらしく、男の子達は立ち上がって窓に近づき、下を見下ろしては携帯で何か話してる。下まで行けっつうの!!
 で、女の子達・・・。ひとりは、煙りを吐く煙草を手に持ったまま窓に近づいたり席に戻ったり。もう一人は、もくもくと手帳に何か書き込んでる・・・。
 とにかく、あんた達〜〜〜〜!!!店の中をそんなに歩き回るな〜〜〜!!!って位、落ち着きがないわけだ。
 そのうち、男の達が出て行き、ひとまずホッ。女の子も、外に人がいない以上、窓に近づくこともない。やっと、落ち着いて、二人で話を始めた。
 だが!!今度はこれが、声が大きい。内容丸聞こえ!!うるさ〜〜イ!!しかし待てよ。喫茶店とか電車の中の会話といえば、今まで『ちの』とか『あい』とか、数々の隠れた『ひとこと』名作を生んでいる。彼女達も、さっきまでの行動を見ている以上、期待大かも!!と、暇だった私はワクワク耳ダンボだったわけだ。
 髪の長い『ようこ』と呼ばれていた子は、何か、自分に意識するところがあると、髪をかきあげる仕種をする癖があるらしかった。自分で、何か意見をするような時に、『これでどお?私かしこい?(もちろん平仮名!)』みたいに、髪をかきあげる。そして、彼女の決めゼリフは『暗黙の了解』。このセリフが何度か出てきて、これが彼女のボキャブラリーの中で、一番高度で、一番大人ぶったセリフで、超クール!!なセリフだったに違い無い。この『暗黙の了解』というセリフとともに髪をかきあげる仕種を、私は何度も見た。
 しかし、悲しいかな、使い方が間違っていて、私は、その都度、笑いをこらえるのに苦労したのだ。
 彼女には別れを決意した彼氏がいるらしく、今度の待ち合わせには行かないつもりだという。これで、彼に、私が別れようとしていることは伝わるはずだ、と、彼女は何度も言ってた。
 『暗黙の了解〜?』と、語尾をあげ、髪をかきあげながら・・・。
 私は危うく、何度も『っていうか意味不明〜?』って、会話に参加しそうになっちゃったぜい!!ああ危ない危ない・・・。ようこと友達になっちゃうところだった・・・。


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