昨日、『あんた』について、書きました。
名古屋じゃ、『あなた』なんて、英語を訳す時くらいしか使わない、と書きましたが、改めて、考えても、ほんと、そう。
『あんた』(昨日も書いたように、『あ』だけ高いミドドってアクセントじゃなくて、みんな同じ高さの音で、あんた=ミミミ、ね)は、2人称単数として、かなりの市民権を得ている。2人称複数は、もちろん、『あんたたち』。これも、ミドドドドじゃなくて、ミミミミド。『ち』だけ低い音。
この『あんたたち』も、ちゃんと市民権を得ていて、友達の家に行った時など、かなり上品なお母さんも、『あんたたち、おやつ、何が食べたい?』なんて、平気でおっしゃる。名古屋では、『あんた』は、そんなに下品な言葉じゃないのだ!
そもそも、日本語の中で、2人称はとても、難しい。面と向かった相手を何と呼ぶかで、困った経験、誰もが持っているでしょう?
本来、『貴様(きさま)』は、尊敬語・・・でも、今は、『キサマ』なんて言ったら喧嘩になる・・・。『あなた』も、なんだかね・・・。初対面の(何度も会ってる人でも)年上の人に向かって、いきなり、『あなたは、・・・』 とは、いいづらい。だから、『あなた様』なんて、わけわかんないところに『様』なんてつけちゃって。貴方で十分、丁寧語なのに・・・。
『You』くらい、気楽に使える2人称が、日本語に欲しい!
『You』はいいよお。相手の名前を知らなくても、スムースに会話が成り立つ。日本にはそれが無いから、『お客さん』とか『運転手さん』とか、名前を知らない人にも何とか、『あなた』と言わなくていいような言葉が発達したってわけだな。
他にもたくさんあるよね。『先生』『先輩』『看護婦さん』『スチュワーデスさん』『大将』『社長』『部長』『奥さん』『お母さん』・・・みんな、ある意味、『あなた』という2人称からの逃避の言葉だあ!
みんな!もっと普通に、『あなた』を使おう!!
『あなた』を、ここぞという時の一張羅としてたんすの肥やしにするのをやめて、普段着に使おう!!とはいえ、『さあ、みんなで一斉に、慣れるまで使うぞお!!!』ってしないと、慣れないね。でも、やらなきゃ、本当に、『あなた』という言葉が勿体無い!!