臓器移植法案に基づいての、2人目の脳死判定による移植が行われました。
以前ほどの大騒ぎではないにしろ、相変わらず、すごいですね・・・。報道が。
『報道が行きすぎだ』との声も、(業界人からも)、たくさん、聞かれます。あんなに、臓器ひとつひとつを追って、中継されたら、おちおち死んでいられない。ちょっと、静かにしてちょうだい!と言いたくなるんじゃない?
みなさんは、臓器提供について、どう思っていますか?
私は、以前は、『自分の寿命と運命を全うしようよ。』と思いつつも、それで助かる人がいるのならば移植してもいいなあ、となんとなく思ってた。臓器移植法案が成立してからも、変わらず、提供できるものなら、なんでも、登録してもいいよ、と思ってたもん。
でも、いざ、あの騒動をみたら、絶対いやになっちゃったなあ。プライバシーを守れ!守り過ぎ!と、もめている前回と今回をみてもね、どっちでもいいんだよ、そんなこと。提供者の情報を公開するかしないかは、提供される側のその後を考えてのこと、ということで、確かに、それは言えているでしょう。でも、提供者の気持ちも考えると、今のあの騒動、・・・どうかなあ。私が提供者なら、あんなに騒がれたら、成仏できない。少なくとも私はね。プライバシーでもめるのは勝手だけど、そんなことは、提供者のいない時にやってくれ!とにかく、なんでもいいから、静かにしてよお!って思うだろうなあ。
それでも、それでも、やっぱり、騒ぎが落ち着けば、臓器提供してもいいかな、私は・・・ってなんとなく思ってたんですよ、実は。しかし、やっぱり、そうは簡単なことじゃないですね。
先日、私が所属する、健康保険組合から、例の、臓器提供意思表示カードが送られてきたんです。黄色い表には、ハートマーク飛び交う中で微笑む天使の絵と、『臓器提供意思表示カード』の字。下部には、『厚生省・(社)日本臓器移植ネットワークの字と、ドナー情報全国共通連絡先:0120-22-0149の、字と番号が書かれています。
そして裏には、『該当する1・2・3の番号を囲んだ上で、提供したい臓器をまるで囲んで下さい。』とあり、
1.私は、脳死の判定に従い、脳死後、移植の為に、まるで囲んだ臓器を提供します。
心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・消長・その他( )
2.私は、心臓が停止した死後、移植のたに、まるで囲んだ臓器を提供します。
腎臓・眼球(角膜)・膵臓・その他( )
3.私は臓器を提供しません。
と続くんです。
なんだか、脚がすくむ思いになりせん?まるで囲んだ臓器って一体・・・。自分で記入するんじゃなくて、もう書いてあるものに、マルとかバツとかつけるのか・・・。そんな簡単に言わないでよお〜〜〜って恐くなっちゃった。相手が淡々と語りかけるだけに、余計こわいんだよね・・・。(相手はカードなんだけどね!)まあ、自分で臓器の名前を書けっていわれたって恐いだろうし。
こんな、恐いとか、なんだとかいう浅い次元で、物を言うな!というお叱りの声もあるかとも思いますが、いまのところ、これが、私の正直な感想。なんとなく提供してもいいかな?くらいの気持ちじゃ、いざあのカードに記入しようと思っても、恐くなっちゃう。あのカード、テレビで見るのとは違う!!!
結局、何も記入しないまま、持ち歩いてる・・・。ちゃんと考えてからだ。
いずれにしても、提供する側もされる側も、絶対に後悔しない道を選ぶべし!ですもんね。